2020/11/05

海賊版対策会議、延長へ

■海賊版対策会議、延長へ

 ーYahoo!個人「今日はこのへんにしといたる」2018/9/22(土) 8:30

                著者撮影

海賊版対策会議、第8回は、報道されているとおり、「とりまとめ」はせず先送りとなりました。

日本経済新聞(2018/9/19)

海賊版サイト遮断、法制化結論先送り 有識者報告書修正案

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3552762019092018PP8000/


毎日新聞(2018/9/19)

海賊版サイト遮断 結論持ち越し 賛否併記も対立解けず

https://mainichi.jp/articles/20180920/k00/00m/020/130000c


時事ドットコムニュース(2018/9/19)

海賊版対策、中間まとめ先送り=ブロッキングで紛糾-政府有識者会議

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091900719&g=pol


日経 xTECH/日経コンピュータ(2018/9/19) 浅川直輝さん

「ブロッキング法制化の強行につながる」、9委員が海賊版対策まとめ案に反対表明

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/02709/

弁護士ドットコム(2018/9/19)

「ブロッキング法制化、いったん見合わせて」検討会委員9人が意見書、中間まとめはまとまらず

https://www.bengo4.com/internet/n_8569/


朝日新聞(2018/9/20)

接続遮断に猛反対、報告書まとまらず 海賊版サイト対策

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13686711.html


産経新聞(2018/9/20)

サイト遮断修正案を先送り 海賊版対策、賛否併記に見直し

https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180920/cpd1809200500004-n1.htm


東京新聞(2018/9/20)

海賊版サイト遮断、先送り 法制化賛否、溝埋まらず

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201809/CK2018092002000134.html

事務局が提出した「第一次中間まとめ(案)」は、ブロッキングの法制化の必要性について両論併記したうえで、「合意には至っていない」としました。

しかし、それをとりまとめることついても合意に至りませんでした。

「第一次中間まとめ」としたのは、この会合で一旦のまとめをした上で、ブロッキング法制度に関しては継続検討し、二次の中間まとめを10月初旬に行うとするひとまずの調停案でしたが、一次まとめも無理だったということです。

まず、教育啓発、正規版流通、対策組織の3項目を「基盤的な取組」と位置づけ、リーチサイト、侵害ダウンロード違法化、国際執行強化、検索対策、広告対策、フィルタリング、アクセス警告というブロッキング以外の計10項目については記載がほぼまとまりました。

ブロッキングに関する記述に関しても、多くの意見が飛び交い、修文して対応できる部分は全て書き込むことで調整を図りました。

しかし、委員9名連名の反対意見書に関しては折り合うことができませんでした。

それは以下の3点セットです。

1)ブロッキングを可能にする法律には強い憲法違反の疑いがあること

2)他の手段の実効性を検証するまで法制化はいったん見合わせるべきであることの2点を明記

3)具体的な法制度の内容部分は削除しまたは参考情報に留めること

このうち、1)憲法違反の疑い、3)参考情報落としについては、対応策があるとぼくは感じましたが、ポイントは2)の「法制化見合わせ」の取扱です。

法制化をするかどうかの政策判断は政府や立法府に委ねられ、このTFの権能を超えますが、だからこそ発生する危惧だと考えます。

ブロッキングの位置づけは、事務局案では下記の記述となっています。

「これまで掲げた対策を、コスト・時間等も勘案しながら実施した上で、なお十分な効果を挙げられない場合の最終手段として、アクセス制限(ブロッキング)が必要な場合があり得る。」

「海賊版サイト運営者に対する削除要請、刑事告訴などの手段がとられることが適切であり、アクセス制限(ブロッキング)は、これらの手段が現実に試みられたかまたはこれらの手段が奏功しないと合理的に認められる場合に限って最終的な手段として位置付けられる」

このとおり、ブロッキングは他の対策(10項目)を実施した上で取られるものであり、その検証・評価が必要となります。時間も必要です。一方、法制化の「検討」は継続して行うべきという意見も提出されています。このあたりの折り合いをつける知恵がないものかと考えます。

とりまとめなくてもよい、という意見もありましたが、ぼくが「とりまとめ」を行いたいのは、4/13の緊急対策に一旦の区切りをつけたいからです。あの政府決定から次のステージに移ったということを明確にするには、ブロッキング以外の措置だけでも対策として一致させ、アクションに移る必要があると考えます。合意できる10項目を執行する体制を組みたい。

しばし会議は延長されますが、政府から託された時間は10月上旬。

割れたまままとめられず、4/13状態が続き、政府が引き取る。

その事態を避けるべく、もうしばらく汗をかきます。


0 件のコメント:

コメントを投稿

リアリズムの田中角栄

 ■リアリズムの田中角栄 ーYahoo!個人「今日はこのへんにしといたる」2013/9/7(土) 11:30ー  早野透著「田中角栄」を読んで、改めて田中政治って何だったのかなと考えています。  毀誉褒貶のチャンピオン。金権政治、官僚操縦、数々の議員立法を通した政策マン。評価はさ...